映画を観る
過去から未来へ。
日々は刻々と流れていく。
今日は8月に観た映画についてここに載せていきたいと思う。
興味の無い方すみませぬ。
1・『ブレイブハート』
メルギブソン主演。3時間に渡る中世を描いた超大作。
なかなかおもしろかったが、圧巻は中盤。
馬に乗ったメルギブソンをカメラが下から映すシーンがあるのだが、鼻がアップに。
そのとき誰かさんの鼻を思い浮かべたのは言うまでもないだろう。
2・『白い嵐』
1961年の実話をもとにした映画。有名俳優は出ていないのであるが、「青春」を感じる映画である。
タイトルにもなっている白い嵐に出くわすのは結局2時間中1時間40分ぐらい過ぎてからだったような気がするが、そこまでの人間関係の紡ぎ方がラストに大きく影響していくので、その点を丁寧に描いていたのはとても感情移入しやすかった。
3・『羊たちの沈黙』
これは映画界の大賞を数多く受賞しているだけあって、良くできていた作品だった。ホラー映画と思いきやそうではない。人間の「違い」について考えさせられる。凶悪殺人犯人役の演技うますぎ。
4・『交渉人・真下正義』
「踊る」シリーズのスピンオフ。ユースケ・サンタマリア主演。話し自体は悪くないのだが、交渉人の犯人への話し方が相変わらずむかつく。これは踊る3の小泉孝太郎の演技を見ていても思ったのだが、気持ち悪いと感じてしまう。地下鉄側の偉い人の演技が秀逸だ。
5・『アマデウス』
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの生涯を、ライバルであったと言われていたアントニオ・サリエリの語りで描いていく作品。
この作品を見るまでモーツァルトについてあまり知らなかったのだが、いわゆる悪童と言われるような人間性を持っていたことを初めて知った。
また、正式な記録が残っているわけではないが、「こうだったのではないか」と伝えられているようなことをしっかりと映画上に散りばめていて、モーツァルトについての知識が増える。音楽は素晴らしい。3時間ぐらいあるので長いが、映画としてはおもしろい。
6・『容疑者・室井慎次』
こちらも「踊る」シリーズのスピンオフ。真下よりもこちらの方が全然おもしろい。脚本が踊ると一緒の人なんだね。やっぱり室井さんはいいです。無言という伝達手段が、一番何かを訴えかけてくる。
7・『借り暮らしのアリエッティ』
スタジオジブリ作品。
興業収入自体どうなんでしょうか。
今年は踊る3にしても、この作品にしても前評判が高い割に口コミで広がったり、リピーターが生まれたりしていない気がするのは自分だけでしょうか。
最近の映画の中では「告白」と「トイストーリー3」は良い評判を聞きますが、それ以外はあまり聞かないね。
さて、この作品。
おもしろかったと言えばおもしろかったですが、子ども向けと言えば子ども向けというようななんというか。
スタジオジブリにあるような「言わないけど考えろよ」というようなメッセージは少なかったような気がします。
だからおもしろいかおもしろくなかったかと二択で聞かれれば、おもしろかった、なんだけど、本音では限りなくグレーに近い作品です。
まあ期待値が高かったと言えばそれまでなんだけど。
8・『グッド・シェパード』
マット・デイモン、アンジェリーナ・ジョリー、ロバート・デ・ニーロとキャストが超豪華。しかもDVDのカバーに「現代版・ゴッド・ファーザー」と書かれていれば見るしかないでしょ、と思って借りたのだが、もう何も覚えていない。今年一番クソだった映画だった気がする。もう何も覚えてない、ドンマイな作品です。
9・『告白』
この映画はマンガを読み、小説を読んでから見たためマンを持してという形でしたが十分に楽しめました。
もともと小説自体がかなりおもしろいです。
これは高校生が読んだほうがいい本。
今をときめく、未来に可能性を秘めた子供たちに読んでほしい。
人間の奥底にある狂気のようなものを感じて欲しいし、自分とは関係ないと思っても、この世にこういうことが起こりえるということを考えて欲しい。
10・『オールド・ルーキー』
ジム・モリスという高校教師がメジャーリーガーになるまでを描いた作品。実話。30代後半で夢を追うということは一見華やかな話に聞こえるが、実際には家庭を持ち、安定を手にしていた男の零からの再スタート。
ライバルは若く、一人で戦っていくには肉体も衰えている。
その中で生徒との約束を守りながら自問自答していく主人公に胸を打たれる。
夢を追うことの素晴らしさだけでなく、夢を追うということはそれなりのリスクも覚悟しなければならないんだと教えてくれる良い映画です。
11・『Mr.&Mrs.スミス』
これは完全な娯楽映画。感情の変化をたまに描く時はあるけれど2時間楽しみたい人が見ればよい。楽しく見ることができた。
やっぱりブラピはかっこいい。本当にいくつになってもかっこいいなぁと改めて思う。
さて、手が疲れました。
8月は暑く、忙しかったですが、これだけ本を読み、映画を見れたことは自分にとっても大きな経験となりました。
またいろいろなインプットをしていきたい。
みんなも映画を見よう!!
| 固定リンク
« 書を読む | トップページ | だからこそ考える »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
さすがの瞬発力ですね。
瞬発力は、大事です!
肉体より心です!
アリエッティは自我欲よりも優先すべきは境界線のない愛であるということ。
世界平和への唯一の鍵についてわかりづらく表現されていたように自分は感じました(笑)
同じ場所で同じ時間に、同じ映像を目にしたにも関わらず、「事実」が変わってきます。
それが事実ですねぇ。
投稿: 将吉 | 2010年9月 2日 (木) 22時24分
たくさん映画観てますね!9月に観るであろう映画の感想も、ぜひ聞かせてください!
投稿: スープーシャン | 2010年9月 3日 (金) 04時15分
〉将吉
どう捉えるかってのは大事だね。
そのために感性磨かないとね。
今アリエッティ観たっていう出来事としての点が、いつかまた全く違う体験とつながって線になることを楽しみにしています。
投稿: sing-o | 2010年9月 5日 (日) 23時56分
〉スープーシャン
なんとかのうたっていう映画も早くみたいと思います。
ヒロインに感情移入できるかどうかということが、一番のポイントですな。
投稿: sing-o | 2010年9月 5日 (日) 23時58分
「たいようのうた」、貸しましょうか?
投稿: たっちゃん | 2010年9月 6日 (月) 05時00分
いや、借りてるんだよ。
借りぐらしだよ。
今うちにあるんだよ。
投稿: sing-o | 2010年9月13日 (月) 00時17分