目の前か、10年後か
Road1129
過去から未来へ。
日々は刻々と流れていく。
最近、「医龍」を見ています。
病院を舞台とされているドラマに関しては、
いつも楽しく見ていて、結構好きなものが多いです。
「Dr.コトー診療所」
「救命病棟24時」
も好きでした。
DVDも借りてみていました。
今回の医龍も手に汗握る展開が多く、
いつの間にか時間が経っているということも少なくありません。
「命」というこれ以上ないと思えるような重いものを扱っているからこそ、
こちらも熱くなってくるのかもしれません。
医療と教育はよく似ていると思います。
「先生」が誰かによって結果が大きく変わることがあります。
そしてそこに「正解」はありません。
また、最近はよく叫ばれるようになりましたが、
「免許」を持っていれば誰でも同様に高レベルの知識を持っていると思われていたのではないでしょうか。
時代は流れ、
職業選択の自由、そして効率化が進んだ世の中においては、
リスクがありながら低収入になるおそれのある「先生」という職業は、
敬遠されるようになるかもしれません。
医療問題を見ていても、
やはり「経営」という立場で見てみると、採算の取れない現場も多くあるようです。
「医龍」では、
「目の前にいる一人をとるか、10年後の一万人をとるか」
というような言葉が出てきます。
臨床での実績があまりなく、論文を書く事で教授としての地位を確固たるものにしていく人も多くいるようです。
その是非はさておき、
教育に関しても、仕組みを作ることは大切、目の前にいる生徒も大切。
私は、教室長として、もちろん目の前にいる生徒、目の前にいる先生、目の前にいる保護者に少しでも貢献できるようがむしゃらに毎日を歩んできました。
立場が変わりマネージャーになると、より多くの人に貢献できるよう仕組みを作っていくことは重要です。
いつになってもいくつになっても、
「目の前の一人、10年後の一万人」
その両方のためになるような教育を志していきたいと思います。
そこにトレードオフはない。
しかし、目の前にいる生徒や保護者に対して
「もういいや」と思ってしまっては、私の教育者生命は終わりです。
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